LAPIS・MOTION IN THE SILENCE ほぼ日のTOBICHI 2にて展覧会開催決定

東京での展覧会のお知らせです。
2015年6月10日から14日までの5日間、南青山にある、ほぼ日のTOBICHI2にて「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」の展覧会を開催させていただく事になりました。
TOBICHIは、糸井重里さんが主宰するウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞(ほぼ日)」のお店です。ほぼ日の商品が並ぶ「店舗」であり、作家たちが自由に表現のできる「ギャラリー」でもある素敵な場所です。関東のみなさんにもLAPIS展はどうしても観てもらいたいなあと考えていた所、ご縁があってTOBICHI 2での展覧会が実現する事になり、とても嬉しく思っています。

今回、最新作「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」の画集販売や原画展示はもちろん、新作グッズもいくつか用意していこうと思っています。しかも期間中会場では、数日かけて絵の公開制作というイベントも企画していただいています。どんな展覧会になるのか、僕も今からとてもわくわくしています。
会期は5日間と短いですが、みなさまお誘い合わせのうえ是非遊びに来てください。先月開催していた京都Hedgehogでの展示には遠くて行けなかった、という方もこの機会に足を運んで頂けたらとても嬉しいです。みなさんのご来場お待ちしております。

junaida Exhibition「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE  at TOBICHI 2」
会場:ほぼ日のTOBICHI 2
会期:2015年6月10日(水)〜 6月14日(日)
時間:11:00~19:00

LAPIS・MOTION IN THE SILENCE

鉱石に潜む 静寂と躍動を描いた連作「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」。
瞬間の世界ではとどまっているのかも知れない鉱石も、宇宙的な時間世界では流動しているに違いない。物言わぬ鉱石の静寂、そしてその中から湧き出て来る静かな躍動感というものを絵にしたい、そういう思いで描いた連作です。
2013年から制作し続けてきたこの連作が、この度、ようやく画集となってHedgehog Booksより刊行されました。言葉はなく、暗闇に光る鉱石をモチーフとした絵がページをめくるごとに繰り返されていきます。展覧会で作品をひとつひとつ鑑賞していくように、そしてその展覧会を1冊の本という形で手元に置けるように、そういうイメージで作った本です。
この本は、企画から構成、編集、デザイン、印刷にいたるまで、すべての工程に自分でも関わって作った特別な本です。印刷で特にこだわったのは、絵の色味はもちろん、とにかく気持ちの良い「黒」を探す作業でした。ひとくちに「黒」と言っても、その色の深さや、赤っぽい黒、青っぽい黒など、様々な「黒」というものがあります。何度も試行錯誤を繰り返し、最終的には印刷屋さんもこれが限界という所まで付き合ってくれたおかげで、理想の「黒」にたどり着く事ができました。

紙質についても、この連作のベースとなる深い「黒」と、鉱石の放つ様々な「光」を表現するために、いつも使用してきたマットな手触りの紙ではなく、より表現力の高い艶やかな紙を今回は採用しました。また、インクの粒子量など、細部にいたるまで印刷屋さんと調整しながら作った甲斐あって、輝く鉱石が本の中に実在しているかのような存在感が表現ができて、とても満足のいく仕上がりになりました。




lapisbook_07

ハードカバーは一般書籍に使われるものよりも分厚いものを使用したので、どっしりとした存在感があります。さらにその上にヴェルベットという加工を施したことで、しっとりとした革のような手触りになっていて、この連作を表現するのにふさわしい高級感のある仕上がりになっていると思います。ぜひ実際に手にとって感触を確かめてもらいたいです。

この本を作る上で、学んだ事や、考えたり感じたりした事がたくさんありました。こうやって完成した本を見て今感じているのは、これからは絵を描く時のように、ひとつの作品を作る感覚で「本」というものを作っていけたら、という思いです。この本をそういう感覚で作る事が出来た今、なんだかこの先の自分にとってはそれが一番良い事なんじゃないかと感じています。絵を描く上でもたくさんの挑戦をした作品たちでしたが、こうやって本という形になった事で、次の新しい挑戦の方向を照らしてくれているような気がします。

「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」
Hardcover / Pages : 60
Format : 300×300×15mm
Publisher : Hedgehog Books, 2015

※4月18日よりHedgehog Books and Galleryで開催中の「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE 出版記念展」会場で発売中です。オンラインショップでは会期終了後、準備が整い次第取扱いが開始される予定です。

「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」本日より開催


junaida最新作「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」の出版にともない、原画展がHedgehog Books and Galleryで本日より開催されます。
画集にする工程も含めると、およそ1年半にわたり制作してきた連作が、ようやく形になりました。製本する上でも、今までになく細部まで関わったことで、自分としても理想の1冊に作り上げることが出来て、本当に嬉しく思っています。
LAPISシリーズの原画展示は関西では今回が初お披露目となります。ぜひ会場にお足を運んで頂ければと思います。みなさまのご来場心よりお待ちしております。

「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」

会場:Hedgehog Books and Gallery
会期:2015年4月18日(土)— 5月5日(火)
営業時間:12:00 — 19:00 ※木曜定休

LAPIS・MOTION IN THE SILENCE 出版記念展

新刊および展覧会のお知らせです。
junaidaの最新作「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」が、この春、Hedgehog Booksより刊行されます。
タイトルの「LAPIS」には、ラテン語で「石」という意味があります。鉱石に潜む静寂と躍動を描いたこの連作は、2013年末に銀座三越ギャラリーで行われた企画展にて発表、また原画販売が行われ、ありがたい事に大変多くの方にご来場頂きました。そして、その会期終了後もこの鉱石の世界から浮かぶイメージが鎮まる事はなく、もっと深い所までこのモチーフと向き合ってみたいという気持ちが強くなり、今まで作品を描き足し続けてきました。

じつはこの「LAPIS」の連作、最初はほんの軽い気持ちで描きはじめたものでしたが、描き進むにつれて、何か新しい扉がひとつ、またひとつと開けていくような不思議な手触りが残りました。気がつけば、自分にとって多くの意味を持った大切な連作になっていました。そうやって温めてきた、とても思い入れ深い作品たちです。ようやく画集となって発表できることをとても嬉しく思っています。製本についても、今までになく細部まで手をかけた特別な仕様になっています。ご期待ください。

そしてこの春、「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」の完成を記念した展覧会を、京都Hedgehog Books and Galleryで開催します。関西ではこれが「LAPIS」シリーズの初展示となります。この機会に原画を観に足を運んで頂けたらとても嬉しいです。もちろん画集の販売も、会期初日より開始されます。出来るだけ多くの人にこの作品が届くように願いつつ、みなさまのご来場を心よりお待ちしています。
※原画展示は、販売済の作品を除いた新作中心の構成となります。また、本展での原画販売はございませんので、あらかじめご了承ください。

 

junaida最新作「LAPIS・MOTION IN THE SILENCE」出版記念展

会場:Hedgehog Books and Gallery
会期:2015年4月18日(土)— 5月5日(火)
営業時間:12:00 — 19:00 ※木曜定休

SEIBU PRINCE CLUB 2015

西武グループの「SEIBU PRINCE CLUB」に、今年も絵を描きました。