ENOMONO・Tonko House × junaida

今回、ほぼ日の企画で、TONKO HOUSEの堤大介さんと素敵なコラボレーションをさせていただきました。
ふたりで一枚ずつ絵を描き、その二枚を並べたときに新しい一枚の絵を完成させようという企画でした。
堤さんの作品は「Night by Night」、僕の作品は「Day by Day」、「夜な夜な」と「日々」という意味のタイトルで、
絵が合わさったときには「Night and Day」、「四六時中」とか「いつでも」という意味のタイトルになりました。
世界中のどこかで絵描きたちは昼も夜も絵を描いていて、それはきっとどこかで繋がっているんだ、というイメージで描いた作品です。

今までTONKO HOUSEもjunaidaも、どちらもオリジナルプロダクトを色々と作ってきたという事もあって、
この企画では、ほぼ日が「ENOMONO」というブランドを新たに立ち上げ、この作品を元にした商品も色々と作ってくれました。
ちなみに絵から生まれる「絵のもの」ということで、「ENOMONO」という名前です。

「ENOMONO」では、完成した絵はもちろん、その制作プロセスも色々と商品化していて、とても面白い企画になりました。
初お披露目となったほぼ日主催のイベント「生活のたのしみ展」では、たくさんのお客さんたちに喜んでもらえて、本当に嬉しかったです。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

もう何年も前になりますが、今でもよく覚えているのは、
堤さんとロバート・コンドウさんがトンコハウスとして最初に作った短編作品「ダムキーパー」を初めて見たときの感動です。
まるでスケッチアートのような暖かい手触り感のある絵柄が生き生きと動きまわり、
美しい色彩や光と影で表現される登場人物たちの心の動き、シンプルでありながら胸にくるストーリー、
どれをとっても本当にすごく新鮮で、見ている間ずっと胸がぎゅーっとなっていました。
そういうわけで今回、いろんなご縁が巡り巡って尊敬するアーティストの堤さんとこんな風に一緒に絵を描くことができたのは、
僕にとって本当に光栄な出来事でした。
これまで絵を描き続けてきて本当によかったなあと思うことができた、実に素晴らしい経験になりました。
これからもまた何か面白いことを「ENOMONO」で出来たらいいなあと強く思っています。

TONKO HOUSE
ほぼ日
ENOMONO