長野まゆみさんのデビュー30年記念小説「カムパネルラ版 銀河鉄道の夜」の装画を描かせてもらいました。
装丁は名久井直子さんです。とても美しい本に仕上げてくれました。
ぜひ、書店などで手にとってみてください。
『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』長野まゆみ
『鐘は歌う』アンナ・スメイル
『鐘は歌う』アンナ・スメイル著 東京創元社刊
装画を描かせてもらいました。
翻訳は山田順子さん、装丁は岡本歌織さんです。
音を読む、とでもいうような、不思議な体験のできる物語です。
Michi
この道はどこまで続いているのだろう、はたまたどこから続いてきたのだろう。 旅に出るといつもそんなことを思いながら、目の前の見知らぬ道をただ気の向くままに歩くことがあります。
思い返してみると、自分が子供のときは、毎日がそんな未知の道を歩く日々だったように思います。
どの道を選んでも、どの曲がり角を選んでも、きっとその道は自分の知らないどこかへと続き、その先にある、まだ見ぬ誰かとの出会いの予感でいっぱいでした。
この絵本を読んで、家から外へ出ていくときの小さな喜び、未知の世界へと一歩踏み出す楽しみ、そんな感情を思いおこしてくれたら嬉しいです。
ぜひ、「Michi」の中で迷子になってみてください。
junaida
Michi
Hardcover / 46 pages
263×196×21mm
Artist: junaida
Book design: hal udell
Publisher: 福音館書店
ISBN-10: 483408437X
ISBN-13: 978-4834084375
junaidaの新しい絵本「Michi」が、福音館書店より刊行されました。
ページをめくるごとに現れる数々の不思議な景色の中を、
主人公の少年少女と共に、真っ白な道をたどりながら読み進んでいく絵本です。
この本は、前からも後ろからも、どちらからでも読める絵本です。
少年の側から読んでも、少女の側から読んでも、どの道を選んでも大丈夫。
彼、彼女と一緒に道を進み、旅をするように、この文字のない本のページをめくってみてください。
次々に現れる、息を呑むような色彩と繊細なタッチで描かれた、夢のように美しい町のすみずみに目をこらせば、
秘められたたくさんの、そして自分だけの物語が見つかるかもしれません。
「Michi」の刊行を記念して、様々な催しが開催されます。
東京・京都での原画展やイベントをはじめ、グッズ販売や会場限定のアイテムなど、盛りだくさんの内容です。
お誘い合わせの上、ぜひご来場ください。
<原画展・イベント>
・「Michi」 junaida原画展 ほぼ日のTOBICHI②
2018年11月21日(水)~11月26日(月)11:00 a.m.~7:00 p.m.
南青山にある、ほぼ日のTOBICHI②の2階ギャラリーにて「Michi」の原画展が開催されます。
どの絵も非常に細かい描写の絵ばかりですので、原画を間近で楽しんでいただけるこの機会をぜひお見逃しなく。
また、1階ショップはまるごと「Hobo junaida Store」となって様々な関連グッズを取り揃えます。原画展とあわせて、ぜひお買い物も楽しんでいってください。
そして、TOBICHI②の数軒となりにあるTOBICHIの「すてきな4畳間」では、
「Michi」の版元である福音館書店のフェア「ちいさな福音館書店」が同時開催され、名作絵本の数々や、オリジナルグッズなどが並びます。
・『Michi』刊行記念 junaida展「未知なる道」 代官山蔦屋書店 2号館 1階 ギャラリースペース
2018年11月22日(木)~12月25日(火)7:00 a.m.~2:00 a.m.
代官山の蔦屋書店では、クリスマスまでの約1ヶ月間、店内のギャラリースペースにてjunaidaを特集したフェアが開催されます。
ギャラリーでは「Michi:LIMITED EDITION ART PRINT」が展示、販売され、代官山蔦屋書店限定で、額装版がご購入いただけます。
会期はクリスマスシーズンの真っ只中。ギフト選びにもピッタリのイベントです。
・「Michi」 junaida原画展 Hedgehog Books and Gallery(京都)
2018年12月1日(土)~12月25日(火)1:00 p.m.~6:00 p.m. 木曜定休
TOBICHI②での展示を終えたのち、原画は京都へと移動し、
junaidaが運営するギャラリー&ショップHedgehog Books and Galleryにて原画展が開催されます。
junaida・PLAYING CARDS
新作プロダクト、「junaida・PLAYING CARDS」をリリースしました。
全54枚のカードもすべて描き下ろしたので、まるでミニサイズの作品集のようなトランプです。
箔押しした特製のボックス入りの豪華な仕様になっています。
Hedgehog店頭、およびオンラインショップで取り扱い中ですのでぜひ。
・Hedgehog Books and Gallery
・Hedgehog Online Shop-JAPAN
・Hedgehog Online Shop-GLOBAL
また、このトランプの発売を記念して、「junaida トランプの原画展(赤と黒)」を、ほぼ日のTOBICHI京都とHedgehog Books and Galleryの2箇所で同時開催します。
赤の絵札(♡♢)の原画はTOBICHI京都に、黒の絵札(♠︎♣︎)の原画はHedgehogで展示されます。
スタンプラリーに参加していただくと、特製のトランプカードをプレゼントさせていただきますので、ぜひ両会場とも足をお運びください。
トランプの原画に加え、TOBICHI京都では「ENOMONO」の原画や「ほぼ日手帳」に使用した絵の原画の展示、Hedgehogでは作品集「I’M ME」の巻頭描き下ろし作品などの展示も行います。
お誘い合わせの上ぜひご来場ください。
「junaida トランプの原画展(赤と黒)」
2017年7月6日〜7月18日(12日はお休み)
|赤の会場 TOBICHI京都 / 12:00−19:00
|黒の会場 Hedgehog Books and Gallery / 13:00−18:00
※大雨の影響により、7月6日の営業を両会場とも見合わせる判断となりました。
ENOMONO・Tonko House × junaida
今回、ほぼ日の企画で、TONKO HOUSEの堤大介さんと素敵なコラボレーションをさせていただきました。
ふたりで一枚ずつ絵を描き、その二枚を並べたときに新しい一枚の絵を完成させようという企画でした。
堤さんの作品は「Night by Night」、僕の作品は「Day by Day」、「夜な夜な」と「日々」という意味のタイトルで、
絵が合わさったときには「Night and Day」、「四六時中」とか「いつでも」という意味のタイトルになりました。
世界中のどこかで絵描きたちは昼も夜も絵を描いていて、それはきっとどこかで繋がっているんだ、というイメージで描いた作品です。
今までTONKO HOUSEもjunaidaも、どちらもオリジナルプロダクトを色々と作ってきたという事もあって、
この企画では、ほぼ日が「ENOMONO」というブランドを新たに立ち上げ、この作品を元にした商品も色々と作ってくれました。
ちなみに絵から生まれる「絵のもの」ということで、「ENOMONO」という名前です。
「ENOMONO」では、完成した絵はもちろん、その制作プロセスも色々と商品化していて、とても面白い企画になりました。
初お披露目となったほぼ日主催のイベント「生活のたのしみ展」では、たくさんのお客さんたちに喜んでもらえて、本当に嬉しかったです。
ご来場いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
もう何年も前になりますが、今でもよく覚えているのは、
堤さんとロバート・コンドウさんがトンコハウスとして最初に作った短編作品「ダムキーパー」を初めて見たときの感動です。
まるでスケッチアートのような暖かい手触り感のある絵柄が生き生きと動きまわり、
美しい色彩や光と影で表現される登場人物たちの心の動き、シンプルでありながら胸にくるストーリー、
どれをとっても本当にすごく新鮮で、見ている間ずっと胸がぎゅーっとなっていました。
そういうわけで今回、いろんなご縁が巡り巡って尊敬するアーティストの堤さんとこんな風に一緒に絵を描くことができたのは、
僕にとって本当に光栄な出来事でした。
これまで絵を描き続けてきて本当によかったなあと思うことができた、実に素晴らしい経験になりました。
これからもまた何か面白いことを「ENOMONO」で出来たらいいなあと強く思っています。
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